いしぜきひでゆき 教授
INTERVIEW

いしぜきひでゆき 教授

  • デジタルアート・アニメーション学専攻
  • コミック原作/ゲームシナリオおよびディレクション 他

どのような指導をしているのですか?

いしぜき研究室では、学生たちにとにかくコミックや映画を数多く観るように指導しています。ときには美術館や演劇などに学生たちを連れて行くこともあります。やはりインターネットでバーチャルな世界だけ、では無理があります。リアルなものを体験していないとバーチャルな世界は作れません。できるだけ一次情報に触れることで、バーチャルなものにリアリティを持たせることができると思います。

うちは基本的に個別指導です。僕が脚本家として業界に入ったせいか、個別指導が一番能力を伸ばせると思っています。ウチの院生は研究テーマや目指すものが個々に明確なので、やりたい方向とそれぞれの個性や能力を考えながら、個別指導しています。もう一つの特徴としては、現場主義ということでしょうか…。大学卒や他大学の人たちから一歩抜きん出るように育ててあげたいし、できるだけ早く実社会で活躍できるようにさせてあげたいと思っています。そのためにはなるべく現場と同じ立ち位置で仕事に触れさせるのがいいと考えています。

この研究室では、各々がいろんなことをやっていますが主軸は「キャラクター」「コミュニケーション」です。僕は小池一夫という師匠からこの「キャラクター」理論を教わりました。そしてそれを踏襲しています。この理論の上にコミュニケーションという柱を立てていくのです。例えば、アバターを通じたコミュニケーションもそれです。

僕自身は今、ソーシャルネットワーキングサービス系(以下SNS)の仕事をメインにしていて、GREEやモバゲーのゲームを制作しているのですが、これから世の中の流れはこのようなSNSに移っていきます。そのような仕事に就きたい人がこの研究室に来てくれたら良いなと思います。

SNS系は今、人材が山ほど欲しい時代です。それらは、これまでのコンシューマーゲームや出版の業界の常識とは全く異なります。携帯電話も、今後どんどんスマートフォンに移行していきますが、そのときにシナリオやキャラクター理論のノウハウが活かされていくと予測しています。そしてSNSの考え方。現状では二つの思考を持ち合わせた人がなかなかいないのです。特にSNSは、ハイペースで進化しています。企画から2ヶ月目には1本のゲームがリリースされるのです。若い人たちはそのスピードに慣れていかなければやっていけません。 marsh pharmacy クリエーターの在り方の一つとして、与えられた制約の中で、最大限のパフォーマンスを出来ることも大切です。その覚悟がある志望者なら、いつでも大歓迎です。